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片想いの行方 2
第11章 突然の再会
この会社に転職して、4ヶ月が経った3月下旬。
先月ミラノ出張に行ってから年度末の今日まで、何かと慌ただしい日々が続いていた。
美和がOKを出さないから、いまだに周りには秘密にしているけど
俺と美和のラブラブな関係は、既に確固たるものになっている。
………自分でラブラブって言っちまったよ。
「はい、質問です!
MDの姫宮さんは彼女はいるんでしょうか!?」
………は?
会議室の1番後ろに座り、ろくに話を聞いていなかった俺は
いきなり自分の名前が呼ばれたので、ぱっと顔を上げた。
「……銀座店。
売上TOPに君臨する店長のあなたが、そんな質問してどうするんですか」
ホワイトボードの前に立った、進行役の統括マネージャーが溜息をつく。
俺の前に座ってる店長達が、ざわざわと騒ぎ始めた。
「え~あたしも知りたい♡」
「そりゃいるでしょ!
てか、姫宮さんの店舗周り、銀座と新宿ばっかりじゃない?」
「ずるい~
西の方にも来てほしいよね~」
「ま、待って待って!
私あのイケメン知らないんだけど、前からいた!?///」
振り返った面々に一斉に注目されて
俺は営業用スマイルでニッコリ笑った。
「………来月の売上30%UPしてくれたら
今の質問にお答えします」
先月ミラノ出張に行ってから年度末の今日まで、何かと慌ただしい日々が続いていた。
美和がOKを出さないから、いまだに周りには秘密にしているけど
俺と美和のラブラブな関係は、既に確固たるものになっている。
………自分でラブラブって言っちまったよ。
「はい、質問です!
MDの姫宮さんは彼女はいるんでしょうか!?」
………は?
会議室の1番後ろに座り、ろくに話を聞いていなかった俺は
いきなり自分の名前が呼ばれたので、ぱっと顔を上げた。
「……銀座店。
売上TOPに君臨する店長のあなたが、そんな質問してどうするんですか」
ホワイトボードの前に立った、進行役の統括マネージャーが溜息をつく。
俺の前に座ってる店長達が、ざわざわと騒ぎ始めた。
「え~あたしも知りたい♡」
「そりゃいるでしょ!
てか、姫宮さんの店舗周り、銀座と新宿ばっかりじゃない?」
「ずるい~
西の方にも来てほしいよね~」
「ま、待って待って!
私あのイケメン知らないんだけど、前からいた!?///」
振り返った面々に一斉に注目されて
俺は営業用スマイルでニッコリ笑った。
「………来月の売上30%UPしてくれたら
今の質問にお答えします」