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例えば、こんな...
第6章 バレンタイン企画
あぁ、くそ
何でそんな可愛いー顔してんの?

俺のクダラナイ嫉妬を余所に、真純は実に幸せそうな笑顔でケーキを頬張る。
食べ物を美味しそうに食べる奴を見てるのは好きだ。それが真純なら尚更。
たとえ口の端にクリームをつけていたとしても、可愛く思えてしまう。
「付いてるよ」
右手を伸ばし、真純の下唇を人差し指の甲で拭った。
「あ、あり……んんっ」
そのまま唇の間に押し込んで強引にクリームを舐めさせる。見る間に上気していく頬。
手を引いて真純が舐めた指を唇で挟むと
「っ……」
耳まで赤く染め、俯かれてしまった。

あー
苛めてぇ……

ほぼクリームは真純が舐めてたにも関わらず
「美味しいね」
そう声を掛けると
「は、はい。美味し……で、す」
いまいち発音のはっきりしない、くぐもった声で返された。つい、ふふっと笑ってしまう。
「俺のも食べる?」
「い、いえ、斎藤さん、も、召し上がってクダサイ」

何で片言みたいになってんの?

「そうするね」
首を傾げて覗き込もうとしたけれど
「ぜひ……」
答えながら反対側に顔を背けられて、その表情を見る事は叶わなかった。

残念……
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