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あんなこと……イケメンとじゃなきゃヤれないっ!!!
第2章  同高の読者モデルのヒロ先輩
(な、なにっ!?)





キッと麗美を睨む。


(何、話してんの?)


すると麗美は呆れ顔で


「あんたが大声でわぁわぁ喚いてるから

携帯から声がケイ君にダダ漏れだったの。

私、なんにも言ってないからね」





(そ…)





「それは…しゅみましぇんでした…」


小さくなる。


「もう、はいっ。

乗って乗って…」





私は後部座席を思いっきり陣取り、

くの字に横たわった。


ケイ君が笑いながら話しかける。


「女子は大変だなぁ〜」


「うるさいっ!

もう、ほっといてっ!」


「っだよ、命の恩人に向かって」


「命の恩人は麗美なの!

ケイ君はただの運転手なんだからっ!」


「はーいはい、そこそこ。

ケンカしない。

美愛、腰にくるよ」


麗美の一言で忘れていた

激痛が戻ってくる。



「ゔっ……」





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