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暁闇
第9章 その予感は
「オレの彼女の、平塚結さん」
「はじめまして……っ、平塚です」
また、ぺこりとお辞儀する。
相当緊張しているように見える。
「で、オレの姉ちゃん」
「松下あおいです。よろしくね、結ちゃん」
「よろしくお願いします……!」
また、お辞儀。
「で、姉ちゃんの……友達? で、オレもよく構ってもらってる、翔悟さん……あれ? 名字なんだっけ?」
「おい」
丈のなんだか適当な紹介に苦笑しながらも、その子を見て。
「村上翔悟です。身内でもないのにここにいるのがなんだか不思議な感じだけど……よろしく」
「よろしくお願いします!」
そしてまた、お辞儀。