この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁闇
第14章  弟


「……ってゆーか、姉ちゃんこそ」

「え?」

「何かあったんじゃねーの?」

「……え?」


さっきまでの慌てた様子が嘘のように。
今度は私を見て、弟はにやにやとした笑いを浮かべる。

コーヒーを手に、テーブルの椅子に座る。
普通を装いながら、私は口を開いた。


「そんなの……別に何も――――」

「翔悟さん」


けれど私の言葉を無視するように、彼の名前を突然出してきて。
思わず固まってしまった私に、意味深な笑みを深くする。


「何? とうとう告られた?」


……この子、もしかして翔悟くんに何か聞いてたんだろうか。

そう思いながら、カップを口に運ぶ。


「……苦っ」


少し、濃すぎたかもしれない。
立ち上がって、台所からクリームを持ってくる。


/551ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ