この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁闇
第3章  そして出会った彼女


「……失礼かもしれませんけど、聞いていいですか?」

「え?」


俺は、顔を上げて彼女と視線を合わせた。


「もしかして――――」

「あおい!」


突然のその声に、彼女はそこで口を噤んだ。
少し派手なかんじの女性が、手を振りながら近づいてくる。


「和美」


彼女が手を振り返す。
やがて近くまできた、その女性。
どうも、と俺に会釈をして。
それから彼女に向き直る。


「ね、同期で写真撮ろ?
もちろん桜井くんと奥さんも一緒に~」

「あ、うん」

「……それにしても」


振り向いて、ふたりの姿を見ながら。


「なにあの桜井くんの幸せそうな顔ー!
あんなの見たことないんだけど」


はあ……とついた溜め息。


「……まさかあのときのあの子と結婚なんて。
ただの妹なんかじゃなかったじゃない」


つん、と不満そうに唇を少し尖らせて。
あおいさんに、まあまあと宥められる。


「もう……なんかくやしい~!」


この人はどうやら先輩が好きらしい。
あまりにもわかりやすい言動に、思わず俺は苦笑する。


/551ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ