この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁闇
第17章  交わすたび、深まって


「……私で本当にいいの?」


そう口にすると。


「あおいさんじゃなきゃ、俺、もう――――」


その言葉と、彼が深く息を吐く気配。


「……翔悟くんと付き合ったら、私……間違いなく幸せになっちゃうね」
 

肩に彼の手が置かれ、そのまま正面を向かされた。
顔を上げると、目が合って。
そのまま見つめられて……たまらなくなって。


「……っ……いい、かな……」


私の頬に触れる彼の手。
やっぱり、ひんやりと冷たい。
その手に、自分の手を重ねる。


「……私……幸せになっても――――……」


とうとう口にしたその言葉に、翔悟くんは、こつん……と。
私の額に、自分の額をくっつけた。


「勿論です」


即答されて。


「……翔悟くん……好き」

「俺も」

「好き……」

「好きです」


それはまるで、凝り固まった私の心を癒してくれるような、そんな魔法のような言葉だと思った。

その、静かに溶けていく感覚――――。



/551ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ