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暁闇
第17章  交わすたび、深まって


……ああもう。
なんだか私、泣いてばっかりだ。
翔悟くん、私の笑顔が好きって言ってくれたのに……呆れられたらどうしよう。


そう思った途端、瞼に押し当てられた唇。


「……っ」


びく、と反応した私の目尻に。頬に。
その唇は降りてきて。

やがて、唇へと辿り着いた。


「ん」


少し長めの、その口づけのあと。


「……今日はずっと一緒にいてください」


翔悟くんが呟いた。
ふわふわする意識の中、思わず頷いて答えると。


不意に立ち上がった彼に、ぐいっと身体を引かれて。
そのまま、ベッドへと上げられる。
肩を押されて、仰向けへと横たわった私は、彼に見つめられて。


「……あ、あの――――」


あの言葉はそういう意味だったのかと、少し焦って。


「待って、翔悟くん……その、っ」


これからの展開を想像してしまい、かあっ、と顔が熱くなるのが分かった。
絶対今、私……真っ赤だ。
両手で思わず顔を隠す。


「……耳まで赤くなってる」

「えっ」


そう言われて、咄嗟に耳へと手を。
露わになった顔。
あ、目が合った――――そう思った瞬間、唇が重ねられていて。


「んっ」


待って―――――。



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