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BAR・エロス
第11章 面接・・


「ごめんなさい・・
 今夜はもう帰らなくちゃならないの・・
 とても残念だけど・・そう、約束してたわね。
 次会えた時に連絡先を教えるって。
 ケータイ、貸してくれる?」


男がケータイを差し出すと、自分のケータイに電話をかけた。


「これが私の番号よ。
 とりあえず今はこれで。
 そうそう、名前を言わなくちゃね。
 篠原梓と申します。あなたは?」


「竹内守といいます」


「必ず連絡を・・いえ、いま・・
 約束を取り付けてもいいかしら」


本当なら今夜彼と再びの交渉に臨めるはずだったのにと、
悔しい気持ちが焦りに変わる。

それに互いの都合をやり取りする時間がもったいないと感じた。


「明日・・もしお会いできるなら・・」


勢いでそうはいったものの、
落ち着いて考えれば
家庭もちの男が土曜の夜になんて
出かけられないか、と勇み足に肩を落とした。

だが彼からの返事は良いものだった。


「いいですよ。
 土曜の夜にあなたと待ち合わせなんて、
 久しぶりにトキメキますね」


6時に銀座で待ち合わせましょう、との
彼からの提案に二つ返事で答えた。



竹内と、そして改めて紫苑にむかって挨拶をしてから
重いドアを押しあけた。
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