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BAR・エロス
第12章 1人目の男・守・・
「それにしても・・
守の最高の癒しを味わおうとしないなんて・・
奥様はものすごく損をしていると思うわ」
「仕方ないさ・・だけど・・
梓も他の女と変わらないとこもあるんだね。
ベッドの中で女房の話を持ち出したりして。
比べられないよ、キミと女房は」
また・・見透かされてしまった。
妻を引き合いに出せば、必ず比べる。
そして目の前の女を褒めて称えて持ち上げて・・
「私だってその辺にいる普通の女よ。
比べられたら私の方が勝って・・
2人でいる時だけは私の方が奥様より上でいたい・・
女はみんなそう思うはずよ」
「男だっておんなじだよ。
今の瞬間は僕がすべてだって思われたい。
あ、なんだかこれじゃあ僕たちは不倫関係みたいじゃないか」
あまり度が過ぎる甘えはよくない。
いくらセックスのためだけの相手、と言ったって
他人の感情も生き物のようなものなのだから、
すくすくと育ってしまう時だってある。
「嫌だわ、不倫なんてそんな気はまるでないわ。
守は体の相手。それだけよ。
奥様からあなたを取り上げるようなことは決してしないし、
するつもりもない。安心して」
私と同じ目にあわせたりしない。
どんなに心が揺らいでもそれだけは守る。
そうでなきゃ・・
よその旦那と寝たりしない。
ちゃんと返す。
あくまでも借りるだけ・・
心の中でおきてを呟いている姿を見た竹内は、
私の中の秘密に少し近づいたようだ。
探る、というよりは
確信に近い眼差しで私の内側を覗き込んで聞いてきた。
「梓は結婚したことがあるんじゃないの?」
続きが欲しくなる・・
こういうことだろう。
近づいていけば、さらにその奥に
足を踏み入れたくなる・・
暗い洞穴の中に、なにが隠されているのか
知りたくなって・・
しゃべってしまおうか・・
もう終わった事だし、隠すほどのことでもない。
今となってはただの過去、に過ぎない。
私は答えた。
「一度・・結婚したわ。
今独身なのは離婚したから・・」
守の最高の癒しを味わおうとしないなんて・・
奥様はものすごく損をしていると思うわ」
「仕方ないさ・・だけど・・
梓も他の女と変わらないとこもあるんだね。
ベッドの中で女房の話を持ち出したりして。
比べられないよ、キミと女房は」
また・・見透かされてしまった。
妻を引き合いに出せば、必ず比べる。
そして目の前の女を褒めて称えて持ち上げて・・
「私だってその辺にいる普通の女よ。
比べられたら私の方が勝って・・
2人でいる時だけは私の方が奥様より上でいたい・・
女はみんなそう思うはずよ」
「男だっておんなじだよ。
今の瞬間は僕がすべてだって思われたい。
あ、なんだかこれじゃあ僕たちは不倫関係みたいじゃないか」
あまり度が過ぎる甘えはよくない。
いくらセックスのためだけの相手、と言ったって
他人の感情も生き物のようなものなのだから、
すくすくと育ってしまう時だってある。
「嫌だわ、不倫なんてそんな気はまるでないわ。
守は体の相手。それだけよ。
奥様からあなたを取り上げるようなことは決してしないし、
するつもりもない。安心して」
私と同じ目にあわせたりしない。
どんなに心が揺らいでもそれだけは守る。
そうでなきゃ・・
よその旦那と寝たりしない。
ちゃんと返す。
あくまでも借りるだけ・・
心の中でおきてを呟いている姿を見た竹内は、
私の中の秘密に少し近づいたようだ。
探る、というよりは
確信に近い眼差しで私の内側を覗き込んで聞いてきた。
「梓は結婚したことがあるんじゃないの?」
続きが欲しくなる・・
こういうことだろう。
近づいていけば、さらにその奥に
足を踏み入れたくなる・・
暗い洞穴の中に、なにが隠されているのか
知りたくなって・・
しゃべってしまおうか・・
もう終わった事だし、隠すほどのことでもない。
今となってはただの過去、に過ぎない。
私は答えた。
「一度・・結婚したわ。
今独身なのは離婚したから・・」