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BAR・エロス
第14章 今夜の相手は・・
「私も・・あなたとやりたくなった・・」
その答えを確信していたのだろうか、
ニヤッと口元を緩めると、
ポケットの中からガチャガチャと音をたてて鍵を取り出した。
「僕の部屋で待ってて。
この近くのマンションだから。
1時過ぎには帰れるから」
聞くとここから歩いて5分くらい。
・・いいとこ住んでるなぁ・・
うらやましくなるほどの場所にあるマンションの、
一応住所と名前を告げると紫苑は
店の中へと戻っていった。
・・2度目は紫苑の部屋なんて・・
彼の部屋を想像し、彼のベッドを想像し、
そしてそのベッドの上ではどんな戦いが繰り広げられるのか・・
風の音もヒールの音も耳に入らないほど
頭の中は妄想でいっぱいになっている。
今夜誰とも交渉しなくて正解だった。
この結果が偶然にせよ、
直観にせよ・・