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BAR・エロス
第14章 今夜の相手は・・
温かさにうとうとし始めた頃、
バスルームのドアがあく音がした。
ローブをはおり、湿り気の残る髪をかきあげながら
紫苑が近づいてくる。
その姿を眺めるだけで潤いは増していく。
ベッドに入る前に
彼はローブを脱ぎ捨てた。
明るい中で目にする紫苑自身は、
はじけそうな果実のように美味しそうだ。
「灯りを消さないの?」
甘ったるい私の声を聞くと、その言葉の意味とは
真逆の仕打ちをする。
一気に毛布をめくったのだ。
明々とした中にさらされた50女の体。
紫苑は立ったままじっくりと眺めまわしてから
隣りに身を横たえた。
「僕より年上だろうけど・・綺麗な体してるよ。
面接の時より美味しそうだ・・」
耳たぶを舌で舐めまわしながら
そんな失礼な事を言う紫苑の欲望を、
手のひらで強く握った。
紫苑がうっと声をあげる。
この前聞いた喘ぎ声よりも楽しそうな負けの声。
ゆっくりと手のひらをまわしながら、彼を愛撫する。
体を上下に震わせながら、
紫苑も私の泉を割り込むかのように手を入れてきた。
その指が蛇行するように動くと、
私の腰も左右に揺れる。
2人共、快感に揺れる体が
自分の意志ではないことはわかっている。
我を忘れる・・こういう時に使う言葉だ。
どちらからともなく
荒い息と狂おしい喘ぎ声を漏らし始めた。
胸を大きく反らすと
紫苑が乳房に吸い付いてきた。
彼の舌に転がされた乳首は喜びにわき立っている。
彼の頭を抱えるようにして快感に酔いしれる。
ああ・・なんて彼の舌はイヤラシイのだろう・・
手が離れても、泉からは藍が湧き出てくる。
まだ始まってからそんなに時間は経っていないだろうに、
こんなに・・?