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BAR・エロス
第15章 紫苑・・


「そう、ママが面接したんだよ。
 梓さんにしたのと同じ面接を」


それを聞いて
ベッドに横になっているのに倒れそうだった。
想像したら頭はくらくらと揺れてきた。

たぶん60半ばくらいのママと
30半ばくらいの紫苑の重なる姿・・

5年前の出来事だとして、
60女が30代の男を押し倒すその様子を想像したら、
なんだか泉がじわっと濡れだした。


それにしても美人の熟女は
どんなふうにこの男と交わったのだろう。
いや、どうして
セックスでその人となりを
確かめようなどと思ったのだろうか?
その発想力の豊かさには感心させられる。
普通は考え付かない。

しばし言葉を失っていた私の乳房をくすぐりながら
紫苑は話を続けた。


「ママも・・男に傷つけられた過去があるらしいんだ。
 詳しくは話してくれなかったけど。
 合格の返事をくれた後、
 エロスというバーを始めたいって話してくれた。
 セックスの相手を純粋な気持ちで探したい
 男と女の手伝いをするためのバーを。
 ほんのひと時でも体と心を癒してくれる相手を
 見つけられる場所を提供したいっていうのが
 ママの考えなんだよ」


あなたにとってこのバーはどんな存在なのか。

そう尋ねられた者がきちんと答えを出せるだけの意味がある。
そんなバーだと私は思った。

エロスというバーを始めたママの、
想いの深さが紫苑を介して伝わってきた気がする。

・・早くママと話してみたい。
彼女の口からその想いを聞いてみたい・・・


「さぁ、これ以上我慢させないでよ」


その声が私を空想の世界から引き戻した。
声だけじゃない。
紫苑がすべらせる指も・・

泉の中へと差し込まれた指がもたらす快感で
体をうねらせながらも必死で口を開く。


「もう一つだけ教えて」


しぶとく質問を続ける私の唇をふさごうとした彼の口を、
手のひらで跳ね返した。


「なに?なにが聞きたいの?」


「紫苑さんはいくつなの?」


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