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BAR・エロス
第18章 私の中・・
今私には・・
セックスのパートナーがいるの。
会社の同僚でね、14歳も年下なの・・
彼は結婚しているけど、不倫じゃないのよ。
純粋にセックスの相手、だったの、最初はね。
でも・・
回を重ねていくうちに気持ちにも変化がでてきてしまった・・
私も彼も・・
でも彼とは絶対に結ばれない・・
彼の奥さんから夫を取り上げることは
決してしない、絶対にしない!
それが私の決めたルール、だから。
他人の旦那は借りるだけ。
私と同じ目にあわせたりしない・・だけど・・
もし私がエロスのママになっても今はまだ
彼とは終われない・・
終わりたくない・・
彼もまだ私を必要だと言ってくれてるし、
私もそう思ってる。
でも・・でもね、紫苑さん・・
あなたの存在も
私の中で大きくなってきていることは確かなの。
あなたが私のことをだんだんと
受け入れてくれているのを感じるたびに・・
私の心も動いていく・・
だけどね・・選べないの・・
今の私にはどちらかを選ぶなんてできない・・
正直に言うわ。
あなたも彼も2人共手放したくない。
どちらとも結ばれなくてもいいから・・
離れたくないの。
都合の良い事ばかり言うような・・
こんな女、がっかりしたかもしれないわね。
こんなこと言ったらあなたに嫌われちゃうかも・・
ずるい女だって思われても仕方ない。
それでも紫苑さんには
正直に話さなきゃって思ったの。
あなたのこと、大事にしたいから。
私・・失うものはなにもない・・
だからこそ正直に生きたいの。
ずうずうしいって思われても
自分の想いをとおしたい・・
今はそうなの・・
この先気持ちは変わるかもしれないけど・・
でも今は・・