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BAR・エロス
第23章 15回目の夜・・

「うん・・
 後でゆっくり話そうかと・・」


「今ここで話して」


修の腕が
強くこの体を抱え込む。


「ベッドの上では愛し合うだけ。
 なんにも話なんかしないで
 あずぅと抱き合いたいんだ」


抱えた私の体を揺すると
お湯も小さな波をたてる。
甘いバラの香りも舞い上がる。


「そうだね・・
 私、決めたわ。
 バーのママをやってみる。
 3月末の契約まででこの仕事を辞めるわ。
 それまで週1回見習いのつもりで
 バイトに行くことにしたの。
 だからこれからは忙しくなるわ。
 でもちゃんと修との時間は作るつもりでいるから。
 もちろんママになってからも・・」


はたして本当にできるだろうか・・
不安が一瞬通り過ぎた。


「そっか・・
 やっぱり決めたんだね。
 がんばってね、梓さん。
 一緒に働けないのは寂しいけど・・
 今すぐ関係が終わるってわけじゃないんだもんね」


彼も・・ 
浮遊する不安を感じているのか・・

そしていつかはこの関係が
終わるであろうことも、
わかっている・・


「それにもし、失敗したら・・」


「始める前から失敗の心配?
 で、なによ?」


「また戻ってくればいいじゃない」


首をねじって彼の様子を窺うと、
寂しい話のはずなのに
顔には明るさがある。
ニヤニヤとした笑みもある。


「どういうこと?」


「実はさ・・オレも報告があるんだ」


報告?
私の表情筋が止まる。


「契約社員は今年度で終わり!
 来年度から正社員になるんだ」



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