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BAR・エロス
第7章 1人目・・
客か・・
男が1人、入ってきた。

それを見てバーテンが奥からやってきた。

男はバーテンにむかって軽く手をあげる。

常連なのかな・・2人の様子を見ていると
男が私のことを見た。
見てからバーテンに視線を送っている。

今度はバーテンに目をやる。
バーテンは男の視線に対して首を横に振った。

・・あれ、何かの合図みたい・・

食い入るようにやり取りを見続けた。
男がもう一度、私に視線を送ってから
バーテンに促されて
向かいのカウンターの奥の席に座った。


その様子をずっと目で追っていると
正面から声が聞こえてきた。


「この店、初めてですか?」


声の方に顔を向けると、
正面に座っている男が私の答えを待つかのように
じっと見ている。


「え?あ、ええ、今夜初めて・・」


突然のことに
マヌケな笑顔で首をすくめる。

・・あ~あ、もっと色気のある顔
すればよかったなぁ、もう・・

心の中で反省していると、再び声が聞こえた。


「僕は2度目なんですけどね・・いい店ですよね、ここ。
 酒の種類も豊富だし、客も・・
 何と言っても、落ち着いている大人が来る店っていうのが
 いいですよね、どうです?」


まあたしかに・・大人の店、だけど、
来ている客といえば、さっき来た客と
あなたしかみてないんだけどなぁ・・
そんな現実的な気分に浸りながらも、愛想笑いは忘れなかった。

・・この客、身なりの良いこの男、
いくつくらいかな?私よりも少し若いくらいかな。
顔立ちは・・タイプではないけれど、いい顔はしてるよね。
仕事、なにしてるのかな・・

逸らした視線を目の前の男に戻してみると、
眼を合わせると同時に、男は手をあげた。

バーテンに合図したのだろうか、すぐに
彼は男の前にやってきた。

なにか言葉を交わした後、
バーテンが振り返る。
私に声をかけてきた。



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