この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BAR・エロス
第7章 1人目・・
客か・・
男が1人、入ってきた。
それを見てバーテンが奥からやってきた。
男はバーテンにむかって軽く手をあげる。
常連なのかな・・2人の様子を見ていると
男が私のことを見た。
見てからバーテンに視線を送っている。
今度はバーテンに目をやる。
バーテンは男の視線に対して首を横に振った。
・・あれ、何かの合図みたい・・
食い入るようにやり取りを見続けた。
男がもう一度、私に視線を送ってから
バーテンに促されて
向かいのカウンターの奥の席に座った。
その様子をずっと目で追っていると
正面から声が聞こえてきた。
「この店、初めてですか?」
声の方に顔を向けると、
正面に座っている男が私の答えを待つかのように
じっと見ている。
「え?あ、ええ、今夜初めて・・」
突然のことに
マヌケな笑顔で首をすくめる。
・・あ~あ、もっと色気のある顔
すればよかったなぁ、もう・・
心の中で反省していると、再び声が聞こえた。
「僕は2度目なんですけどね・・いい店ですよね、ここ。
酒の種類も豊富だし、客も・・
何と言っても、落ち着いている大人が来る店っていうのが
いいですよね、どうです?」
まあたしかに・・大人の店、だけど、
来ている客といえば、さっき来た客と
あなたしかみてないんだけどなぁ・・
そんな現実的な気分に浸りながらも、愛想笑いは忘れなかった。
・・この客、身なりの良いこの男、
いくつくらいかな?私よりも少し若いくらいかな。
顔立ちは・・タイプではないけれど、いい顔はしてるよね。
仕事、なにしてるのかな・・
逸らした視線を目の前の男に戻してみると、
眼を合わせると同時に、男は手をあげた。
バーテンに合図したのだろうか、すぐに
彼は男の前にやってきた。
なにか言葉を交わした後、
バーテンが振り返る。
私に声をかけてきた。
男が1人、入ってきた。
それを見てバーテンが奥からやってきた。
男はバーテンにむかって軽く手をあげる。
常連なのかな・・2人の様子を見ていると
男が私のことを見た。
見てからバーテンに視線を送っている。
今度はバーテンに目をやる。
バーテンは男の視線に対して首を横に振った。
・・あれ、何かの合図みたい・・
食い入るようにやり取りを見続けた。
男がもう一度、私に視線を送ってから
バーテンに促されて
向かいのカウンターの奥の席に座った。
その様子をずっと目で追っていると
正面から声が聞こえてきた。
「この店、初めてですか?」
声の方に顔を向けると、
正面に座っている男が私の答えを待つかのように
じっと見ている。
「え?あ、ええ、今夜初めて・・」
突然のことに
マヌケな笑顔で首をすくめる。
・・あ~あ、もっと色気のある顔
すればよかったなぁ、もう・・
心の中で反省していると、再び声が聞こえた。
「僕は2度目なんですけどね・・いい店ですよね、ここ。
酒の種類も豊富だし、客も・・
何と言っても、落ち着いている大人が来る店っていうのが
いいですよね、どうです?」
まあたしかに・・大人の店、だけど、
来ている客といえば、さっき来た客と
あなたしかみてないんだけどなぁ・・
そんな現実的な気分に浸りながらも、愛想笑いは忘れなかった。
・・この客、身なりの良いこの男、
いくつくらいかな?私よりも少し若いくらいかな。
顔立ちは・・タイプではないけれど、いい顔はしてるよね。
仕事、なにしてるのかな・・
逸らした視線を目の前の男に戻してみると、
眼を合わせると同時に、男は手をあげた。
バーテンに合図したのだろうか、すぐに
彼は男の前にやってきた。
なにか言葉を交わした後、
バーテンが振り返る。
私に声をかけてきた。