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BAR・エロス
第7章 1人目・・


ホテルの部屋の
ドアが閉まる時のあのガチャリという音・・
聞きなれているはずなのに、
今夜は緊張の旋律のように聞こえた。


さすがに密室になった瞬間は
少しだけ足が震えてしまった。
無理もない。
ここまでの人生で初めて、
見ず知らずの男と
ホテルの部屋に閉ざされるのだから。


さあ、ここからが始まりだ。
私がどれだけ男を手玉にとれるか、
試される時がきたのだ。



男の手を引いてベッドに腰掛けさせると
私は彼から2歩下がって距離をとり、
自らシャツのボタンをはずし始めた。


「見ていてくれる?」


そう声をかけた時の男の口元・・
唇の端に唾液が少し溜まっていた。

喉を鳴らして伸ばしてきた彼の手を、ぴしゃっと叩く。


「だめ・・じっとして見ていて・・」


男の瞳から目をそらさず、シャツの次にパンツを脱ぎ
ストッキングを脱いでいく。

その間、男は
私の動きと体の線から目を離すことはなかった。

脱ぐ時の、腕の動きや腰をかがめる動作。
見ながら、自身の膝の上に置いていた手が、
まるで脱がせるのを手伝うかのような
微妙な動きを見せている。

じっとしていて、という
私の言いつけを守っているからこそ、
膝の上で懸命に我慢しながら
許しが出るのを待っているのだろう。


下着姿になると、
男を挑発するかのように今度は1歩前に踏み出した。


レースをふんだんに使った、黒いキャミソール・・
つるつるとしたシルクがまとわりつくように
体の線を表現する。

肩ひもを外して手を放すと、
床にむかってキャミソールは舞い落ちていった。

黒いブラとショーツ姿の私を
凝視する男の充血した眼・・
身なりが良くて紳士的だという第一印象とは
まるで正反対の、欲にまみれた眼差しと息遣いが、
もっと私をかき立てた。


・・どっちを先に脱ごうか。
修は下からいったっけ。じゃあ下から・・


決して眼をそらさず、少しだけ息づかいを荒くして
ショーツから先に脱いでいく。

少し足を開いた瞬間、
男は立ち上がり私の体を軽々と抱え上げ、
ベッドへと横たえた。
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