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BAR・エロス
第8章 2人目・・

「別に大人の女はみんな同じ、
 落ち着き払った態度でいなきゃいけないわけじゃあないでしょう?
 だいたい、つまらないじゃない、そんなの」


「そうね・・紫苑さんの言うとおりかも。
 もっと自信を持つことにするわ、ありがと」


彼の言葉のおかげでフォアロゼにほろ苦さを感じなくなった。
一気にグラスをカラにする。


「次は違うお酒にしようかな・・
 そう、ギムレットをお願い」


黙って頷き酒を取りに行く紫苑を目で追っていると、
正面のあたりから声がした。

顔を向けると・・
またいつの間にか男が座っていた。
確か奥の方に座ってた・・
私と同年代か少し上くらいの
いかにも中高年といった印象の男だ。


「前にもお会いしましたよね?」


ありがちな誘い文句を平気で口にするとは、
あまり期待ができない気もするが、
話しもせずに決めつけるのも悪いので
とりあえず答えた。


「いえ・・あなたとは初めてよ。
 まだ2度目だもの、この店」


なんとなくそっけない返事になってしまったのは、
好みの男ではないからだろう。

正直言うと年上は苦手。

世代的に、女は男に従うもの的な考えが
はびこっている気がしてならない。
そういうの、はっきり言って嫌い。
私は男と対等にいたい。
だから年上は苦手。

またしても心の鏡が表に映し出していたのか
男はちょっと肩すかしな表情を浮かべた。


どうしよう・・会話が続かない・・

紫苑にむかって助けを求めるような視線を送りつけると
気がついたように私のもとへと戻ってきた。

ギムレットを私の前に置きながら、


「あの方のお相手、してみたらどうです?」


男には聞こえないように小さな声で促がす。



「・・どうして?」


私も負けないくらいの小さな声で返す。


「これも勉強だと思って」


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