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BAR・エロス
第9章 12回目の夜・・
「やっぱり・・
 梓さん変わった気がする」


「そう?どういうふうに?」


この短期間でそんなにも
変化が目に見えてあらわれるのだろうか、と驚いた。


「なんだか・・
 激しさが半分くらいになったみたい。
 男にすべてをささげます、みたいなこと
 今までなかったのにさ・・」


その声の力なさに、
彼は寂しいのだろうと想像できた。

年上女のギブ&テイクの精神を好んで
私と関係している彼には、
もの足りないのかもしれない。

自分も攻めたいが女からも攻められたい。
妻とは違う女が欲しいのだから、
彼は。


「もし私が・・
 トドになっちゃったら、修どうする?」


からかうつもりで軽く口にしたが、
帰ってきた言葉は
笑い飛ばせないような一言だった。


「終わりにする・・」


お湯をはじいて振り返る。
その時初めて見た、
修の光を感じない眼差し・・


「・・本気で言ってるの?」


声の震えが体にも連鎖した。

急に怖くなった。

今まで一度だってその言葉を口にしたことはないのに。
冗談でも、
例えでも。

小刻みに震える私の体。
その震えが彼に伝わったのか、
再び絡ませた腕に
力を込めて私を抱きしめると、


「でも・・
 トドにはならないって、わかってるから。
 ありえないでしょ?梓さんは」


しぶきをあげて立ち上がってから
私の腕を取り体を引き上げる。


「さあ、今度は泡だらけになろう。
 床を転がれるくらいにさ・・」


いつもの修と違う・・
私の問いかけが
彼の中で何かに触れた・・
そんな気がした・・
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