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BAR・エロス
第2章 後輩男子 修・・
激しさの後の静けさ・・
久しぶりに味わった・・
快感・・
5年ぶりに男に抱かれた私は
処女を失った頃の
擦れていない素直な恥ずかしさをにじませて
修の胸に顔をうずめた。
「梓さん、すっごい締まってたけど・・
どれくらいしてないの?」
あまりにもストレートすぎる一言に、
後ろにのめりそうな感覚におそわれた。
だが、彼の言うとおり、
長い間誰にもこじ開けてもらえなかったのだから、
そう言われても仕方ない。
正直に答えた。
5年、してない、と。
離婚して5年。
それ以来男と付き合うこともなかったし
ましてやセックスなんて
したくてもできなかった。
誰か私を抱いて・・
いつも心の中に沸騰していたが叶わなかった。
「5年してないバツイチか・・
新しく相手、見つけようと思わないの?」
「欲しいけど・・
でももう結婚はいいかな・・
セックスの相手してくれるだけで十分よ」
「なんで離婚したの?」
ほろ苦い記憶がちょっとだけよみがえった。
「旦那がよそで子供つくったの・・」
少し体を離し、天井の一点を見つめながら
思い出す。
あの時の悔しさ・・
「私ね、子供ができなかったの。
でも彼は欲しかったのよ。最初のうちは
2人でも幸せに暮らそうなんて言ってたけど・・
浮気相手が妊娠したってわかったら・・
別れてくれって・・」
「ひっでえ男だなぁ!辛かったね、梓さん」
彼のもっともらしい言い様に目を丸くした。
自分だって似たような事してるじゃないか。
こんなババアだから妊娠こそしないが・・
「そういう柏木くんはさぁ、
なんで私みたいなババアを誘ったの?抱いたの?
そっちのほうが知りたいわ。ねぇ、なんで?」
この若い男がどんな理由を並べ立てるのか、
私は真顔で答えを待った。
「うちのカミさん、10歳下なんだけどさ、
確かに体は若いけど・・
トドみたいにドテーッと寝てるだけ!
オレにしてもらうだけしてもらって、自分は
なんにもしないんだよ!
今どきの若いヤツはさぁ、
相手に奉仕しようって思わないのかねぇ」
おまえだって十分
今どきの若者だろうが・・!
噴き出しそうになるのをこらえて
続きを催促した。