この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BAR・エロス
第10章 3人目・・
うなだれる慎吾の表情は
さっきにもまして辛そうで、
見ていられなかった。


「じゃあ・・彼女たちがあなたを操り続けたの?
 誰も手を取って教えてはくれなかったの?
 岩崎さんも、教えてほしいって、お願いしなかったの?」


そう言われて慎吾はハッとしていた。

きちんと教えてほしいと、そこまではっきり
言えなかったんではないだろうか。
自分は経験不足だからどうやればいいのか
教えてほしい、と勇気を出して言っていたらどうだっただろう。
セックスに真剣な相手なら
その要望に応えてくれたかもしれない。
だが、単に快楽を求めるだけの相手なら
そんな面倒な事につきあったりしてはくれないか・・


「そこまではっきりとは・・
 でもなんとなくそう言うと私に任せてって・・
 結局されるままで終わってしまって・・」


しょげかえるこの若い男に必要なのは
なんといっても自信、だ。

自分にも女を喜ばせることができるんだっていう
自信。
それとそのためのテクニック。
あとは紫苑の言うように、根気よく続けていくことが大切だ。
回を重ねれば何事も上達していくのだから。


視線を感じて顔をあげると紫苑と目があった。

その雰囲気から、
私が交渉相手になってやったらどうか、と
言いたげだと感じ取った。

私は声に出さずにOKと返事をした。


「岩崎さん・・
 もし嫌でなければ・・
 私のお相手をお願いできますか?」


言い方にも気を付けた。
相手をしてあげよう、ではまた彼を委縮させてしまう。
私の相手をしてほしいとお願いすれば、
彼の中でも少しは自信が生まれるのではないだろうか。
あとは私のような
かなりの年上が嫌でなければよいのだが・・



/210ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ