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BAR・エロス
第10章 3人目・・
ラブホテルを選んだのにも意味がある。
目的が何なのかをはっきりと意識するためである。
これからこの女と肌を合わせ
そして男である自分がこの女を封じ込め喘がせるのだ、
とやる気を起させるのにふさわしい。
そして・・
さあここからは
私の腕が試される。
どれだけ慎吾を成長させられるか・・
期待に高鳴る心臓を抑えながら
部屋のドアを開けた。
部屋に入るとまずはキスをねだった。
彼の首に腕をからませ、下半身を密着させると
慎吾は夢中になって私の唇をふさいだ。
舌を入れようとゆっくりと彼の唇を舐めると
わずかに口を開ける。
開いたすきに舌を滑り込ませる。
固まったままの慎吾の舌を、
私の舌がつつきまわす。
徐々に大きく口を開ける慎吾の手を
乳房へと導く。
「最初にたっぷりとキスをして・・
しながら乳房を揉むの・・
優しく撫でまわしたり、時々強く揉みしだいたり・・
乳首をつまんだりすると女は・・
声をあげて喜ぶわ・・」
手を引いてベッドに腰を下ろすと
荒い息を吐き出した慎吾が私を押し倒す。
慎吾の体の中心は、
すでに硬くなっているのが
服の上からでもよくわかる。
キスをしながら乳房を愛撫する。
一生懸命繰り返しているが、
次はどうすればいいのか
その迷いが
手のひらから伝わる。
彼の手を掴んでセーターの中に入れる・・
「服を脱がせて・・」
乾いた声でお願いする。
少し手を貸してセーターを脱がせてもらい、
パンツのベルトを外して
ファスナーを下ろしやすいように準備すると
彼の手はちゃんとファスナーにかかった。
ストッキングは難しいだろうから自分で脱ぎ
下着姿で彼に覆いかぶさった。
「慎吾くんの好きなようにして・・
この下着をはぎ取って・・
私を裸にして・・」
マニュアル世代である慎吾には、
少し自分で考えさせる必要もあると判断した私は
慎吾の隣に体を横たえ、彼の攻撃を待った。