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BAR・エロス
第10章 3人目・・
「梓さん、今度は
 下になってくれる?
 ボクが上になってやってみてもいい?」


やる気にみなぎる瞳で私を見上げる慎吾。

・・あなたにまかせるわ・・

下半身を重ねたまま、
2人で息を合わせて体を返す。
慎吾の重みを受け止めると、
その肌のみずみずしさが心地よく張り付いてくる。


「さあ・・腰を動かして・・
 体を揺すって、突き上げて・・
 そうしたら・・」


言われたとおりに全身で突いてきた。

コツをつかんだ彼の体が
私の上でリズミカルに動いている。


「どう?こんな感じでいいの?」


懸命に体を揺すり、
額から汗まで滴らせた慎吾が
耳の中に舌を入れながら聞いてきた。
こんなテクニックをどうして?


「前のねえさんが・・
 ボクの耳を舐めてたんだ・・
 そっか・・
 ボクがしてもらって気持ちよかったことを
 梓さんにしてあげればいいんだね、おんなじように・・」


その通り、とぼんやりとした頭の中で答える。
そこに気づけば、そして体が
自然と動き出せば、もう心配いらない。

・・なんとか使命を果たせたみたい・・

残すは二人そろって声を張り上げ到達したい。



「・・慎吾くん・・もっと、もっと!」


彼の背中に回した腕に
めいっぱいの力を込めると、
かすかな唸り声とともにスピードを増した。

叩きつけるように体を揺すりそして・・

静寂を突き破るような声を慎吾が上げた。

よかった・・
無事レッスン終了・・
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