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BAR・エロス
第10章 3人目・・

眼を閉じてその華奢な胸を大きく上下させて、
呼吸の激しさをおさめようとしている慎吾の横顔は
笑っているようにも見える。

・・ものすごい達成感だわ・・

無事任務を果たすことができた上に
修よりもさらに若い男の体を味わう事が出来た。

またひとつ、
BAR・エロスへの感謝の気持ちも増えた。


「ちゃんとできるじゃない!」


全く動けないでいるのかと
多少の不安も抱えていたのだが、
これだけできれば
言うほどの心配なんてしなくてもいいんじゃないか。

彼の頬を撫でながら、
今夜のレッスンの成果を褒めたたえた。


「一応・・エッチDVDとか見て勉強したから・・
 そのやり方とかはマネできたけど・・
 ああいうのって変なストーリーでしょ、
 無理やり、とか義理の兄と、とか・・
 そういうのじゃなくて
 ちゃんとした恋愛関係での
 セックスのやり方が知りたかったんだ・・」


真面目なんだなぁ、慎吾くんは・・
そんなにまでセックスを真剣に考えているなんて・・


「気持ち、伝わってきたよ。
 慎吾くんの優しい気持ち・・
 私を大切にあつかってくれてるって」


細い胸にしがみつき、何度も頬をこすり付け
彼の次の動きを催促してみる。

ここで私の肩に手を回せば
完璧なんだけど・・

愛おしい相手とのセックスの後には
必要不可欠な行為だもの・・

さあ、さあ・・お願い!

祈りは通じた。
私の肩に手を回し抱き寄せた。

期待通りの流れに声をあげて喜んだ。


「慎吾くんもう大丈夫よ!
 あなたちゃんと女性を喜ばせることができる。
 自信持って!」


跳ね起きるように身を起した慎吾の頬は
興奮の色に染まっている。



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