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知らなくってもいい性
第10章 絶望的
これが全て夢で、ただ快楽に溺れることができればいいのに。

「あっ、あぁ...いやぁ、やだ。」

イキたいのか。
イキたくないのか分からない。

よく分からない感情のまま
目は虚ろになり、顔からは涙と涎が流れ出る。

「あ~、久々だから、イクの早いかも。」

パンッパンッ

私の感情なんてまるで無視してひたすら腰を打ち付ける音が聞こえる。

「くっ!!」

彼は宣言通り早めで、しかも宣言通り中で果てた。

結局私はイケなかった。

「次俺もいい?」

「じゃあ、俺は上の口使おうかな。」


マッチョがベットに乗ってくる。
目の前でズボンを下げてブルンッとそれを取り出す。
大きい...。

「あぁ...」

下ではシューヤが入れてきたらしく、また異物感を感じる。
思わず、開いた口にマッチョはそのまま自分の物をねじ込んできた。

「ほら、噛むなよ。」

私、今犯されてるんだ。

「んんっっ!」

自分の中に異物が入っている。
苦しい、ただ苦しいのに、込み上げてくるものがある。

込み上げてきては息のしづらい苦しさにかき消されていく。
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