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LEMON DEPENDENCE
第10章 時を越えて
side 檸檬
「檸檬、結婚しよう!」
「……はい?」
「もう、今すぐにでも檸檬を俺のものにしたい!」
矢野くんが壊れた。
私の手を両手でかたく握って、矢野くんは熱い視線を向けてくる。
「なあ、ダメ?」
「えーと…ダメとか、そういう問題じゃなくて…」
「……檸檬?」
「…ママ!?」
前方からかけられた声。
いつものおばちゃんウエイトレス…上原さんに連れられて隣のテーブルにやって来た女性二人組…
その内片方がママだった。
「…お、お袋!?」
「………陽生?…どうしたの、真人間になって」
何だか、ややこしいことになってきた。
「檸檬、結婚しよう!」
「……はい?」
「もう、今すぐにでも檸檬を俺のものにしたい!」
矢野くんが壊れた。
私の手を両手でかたく握って、矢野くんは熱い視線を向けてくる。
「なあ、ダメ?」
「えーと…ダメとか、そういう問題じゃなくて…」
「……檸檬?」
「…ママ!?」
前方からかけられた声。
いつものおばちゃんウエイトレス…上原さんに連れられて隣のテーブルにやって来た女性二人組…
その内片方がママだった。
「…お、お袋!?」
「………陽生?…どうしたの、真人間になって」
何だか、ややこしいことになってきた。