この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LEMON DEPENDENCE
第10章 時を越えて
「檸檬がこんなイケメン捕まえるとはね…しかも千鶴の息子とか。ママびっくり」
「陽生でかしたわ。これで飛鳥先輩と家族になれるのね」
不服そうな矢野くんを押しどけるようにして、矢野くんの横にスレンダー美女が腰掛け、私の横にはママが座った。
それにしても何という偶然だろう…
まさか矢野くんのお母さんとママが大学時代の後輩と先輩の仲だったなんて…
ママ曰く、今日は矢野くんのお母さん…千鶴さんと20年ぶりくらいの再開で、食事をしに来たらしい。
「陽生、いつ檸檬ちゃんと結婚するの?」
「ほうよ、ママがくたばる前に結婚してくれんとぉ」
「ママ、縁起でもないこと言わないで」
一先ず千鶴さんには好いてもらえたみたい。
良かった…
矢野くんに聞いてたより全然いい人だ。
「孫の顔がはやく見たいわね〜」
「千鶴、焦らないの」
「は〜い先輩」
「……それにしても、檸檬のお母さんが例の飛鳥先輩だなんて、世の中狭いな」
「例の?」
「お袋、飛鳥先輩の事好きすぎて息子に飛鳥って名前つけてんだ。俺の一級上の兄貴にな」
「そうですか…」
何だか凄い執念を感じるかも。
「陽生でかしたわ。これで飛鳥先輩と家族になれるのね」
不服そうな矢野くんを押しどけるようにして、矢野くんの横にスレンダー美女が腰掛け、私の横にはママが座った。
それにしても何という偶然だろう…
まさか矢野くんのお母さんとママが大学時代の後輩と先輩の仲だったなんて…
ママ曰く、今日は矢野くんのお母さん…千鶴さんと20年ぶりくらいの再開で、食事をしに来たらしい。
「陽生、いつ檸檬ちゃんと結婚するの?」
「ほうよ、ママがくたばる前に結婚してくれんとぉ」
「ママ、縁起でもないこと言わないで」
一先ず千鶴さんには好いてもらえたみたい。
良かった…
矢野くんに聞いてたより全然いい人だ。
「孫の顔がはやく見たいわね〜」
「千鶴、焦らないの」
「は〜い先輩」
「……それにしても、檸檬のお母さんが例の飛鳥先輩だなんて、世の中狭いな」
「例の?」
「お袋、飛鳥先輩の事好きすぎて息子に飛鳥って名前つけてんだ。俺の一級上の兄貴にな」
「そうですか…」
何だか凄い執念を感じるかも。