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LEMON DEPENDENCE
第10章 時を越えて
何してんだろ、僕は…


ここは市内の某ファミレス。

母さんを尾行したら着いた。

そして僕は母さん達の近くの席に腰掛け、新聞で顔を書くし母さん達の会話に耳をそばだてる。


この席からだとよく見えないが、どうやら会話から判断するに母さんは陽生と、陽生の彼女…そしてその彼女の母、飛鳥先輩と一緒にいるようだ。


…飛鳥先輩ってどんな人なんだろう。

それに陽生の彼女…

母さんが陽生の彼女に結婚を進めた事なんて一度もないのに…

母さんに気に入られるなんて、どんな子なんだろ…



「失礼します。お水をお持ちしました」

「……どうも」

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「…コーヒーお願いします」

「畏まりました」



営業スマイルなんだろうけど…

今のウエイトレス、笑顔が可愛い子だったなぁ。

高校生くらいか…

名前、何て言うんだろ。
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