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LEMON DEPENDENCE
第10章 時を越えて
「や、矢野くん?」
「兄貴と言えど、俺以外の野郎が檸檬に触れるのは許さない」
な…何、言っちゃってんのー!?
「檸檬、愛されとるねぇ」
「陽生がそこまで束縛するのは、初めて見たわ」
ママも千鶴さんもにやにやと…
流星くんに至っては口笛吹いてるし!
飛鳥くんは顔真っ赤で…
何で矢野くん一人だけけろっとしてるの?
爆弾落とした張本人のくせに!
「檸檬、そろそろ出よ」
「……は、はい」
「檸檬…」
「何?ママ…」
「今日は帰って来んでいいけんね」
「なっ!」
どういう意味だ!
そしてその言葉に、あからさまに笑みを浮かべる矢野くん。
わかりやす過ぎ!
「檸檬ちゃん。今度家にいらっしゃい。待ってるわ」
「は、はい…」
「いくぞ檸檬」
「え、あっ…待ってください矢野くん。早いです!」
長いリーチではや歩きしてくれるものだから、チビの私だと追い付けない!
結局、皆にろくに挨拶出来ないまま矢野くんに連れられてファミレスを出るはめになった。
「兄貴と言えど、俺以外の野郎が檸檬に触れるのは許さない」
な…何、言っちゃってんのー!?
「檸檬、愛されとるねぇ」
「陽生がそこまで束縛するのは、初めて見たわ」
ママも千鶴さんもにやにやと…
流星くんに至っては口笛吹いてるし!
飛鳥くんは顔真っ赤で…
何で矢野くん一人だけけろっとしてるの?
爆弾落とした張本人のくせに!
「檸檬、そろそろ出よ」
「……は、はい」
「檸檬…」
「何?ママ…」
「今日は帰って来んでいいけんね」
「なっ!」
どういう意味だ!
そしてその言葉に、あからさまに笑みを浮かべる矢野くん。
わかりやす過ぎ!
「檸檬ちゃん。今度家にいらっしゃい。待ってるわ」
「は、はい…」
「いくぞ檸檬」
「え、あっ…待ってください矢野くん。早いです!」
長いリーチではや歩きしてくれるものだから、チビの私だと追い付けない!
結局、皆にろくに挨拶出来ないまま矢野くんに連れられてファミレスを出るはめになった。