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LEMON DEPENDENCE
第2章 後輩が出来ました。
「金子さんいい加減にしようね」

「はーい。テンチョー」



何とか私は自分の怒りを抑え込んだ。

こんなやり取りはいつもの事だけど、やっぱりまだ慣れない。


ガシャ…

ガラガラ…

ガッシャアアアアアン!!



「な、なに!?」



すさまじい音がバックに響き渡った。

私たちは音のした方を振り返る。



「う…いってぇ」



今どきー…な感じの男の子が見事にずっこけてました。

って、うわぁ…よりによって、掃除道具巻き込んでこけなくてもいいのに!!



「あはは、超ウケるー」

「金子さん!」

「はいはいごめんってば、小林さーん」



あからさまに嫌な顔を金子さんに向ける小林さん。

金子さんはケロッとしてるけど、私だったら…あんな顔されたらたまったもんじゃない。


てゆーか、今はまず…



「ケガないですか」

「っ、ねーよ…」

「……」



何だこの口のきき方。



「あ、やば!もう開店時間じゃん!みんな早く仕事はじめて。新人さんの紹介は明日改めてします!」



北村店長にせかされて、みんな持ち場に散っていった。

私はとりあえず、目の前の掃除道具の片付けからはじめようか…。



「…ここは俺がやる。あんたは自分の仕事しろよ」

「いえ、私あなたの新人教育を任されているので」

「は?あんた名前は?」

「紺野檸檬です」

「ふーん檸檬ね。へんな名前」

「………」



そのふっさふさの茶髪えぐりとったろか!?

私は必死に作り笑顔を浮かべながら、喉元まで上がってきた言葉を飲み込んだ。
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