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第2章 後輩が出来ました。

「おい新入りぃ！今度また、檸檬ちゃんになめた口きいちょったらドタマカチ割んぞ！！」

「は、狭間さん落ち着いてって！」



怖いよ狭間さん！！

今どきワレェとか、テレビの中でもそう聞けないから…。



「やりやがったな…ババア！」

「や、矢野くんも落ち着いてください！」

「るっせぇ！」

「わっ…」



はい、胸倉つかまれてふっとばされたー…じゃないよ！


もう、なんなのこの子！？


なんでこんなデンジャラスなわけ？

カルシウムか？

カルシウムが足りてないのか！？



「こらー何してるの！！」

「店長！この新入りむかつく！」

「てめーが飛び蹴りかまして来たんだろーが！」

「はぁ…いい加減にしろ！！」



バコオオオオン！！


北村店長の必殺バインダーアタックが矢野くんと狭間さんに炸裂した。



「喧嘩両成敗！」



恐るべし北村店長…。
て、ゆーか…



「す、すみません北村店長！私の監督不行き届きです！」

「なんで…あんたが謝んだ？」

「矢野くんは黙っててください」

「…わかった、檸檬ちゃん。今の諍いは水に流そう」

「ありがとうございます」

「でもね、またこんなことがあったら困るから、檸檬ちゃんは新人ちゃんと一緒にビラ配り行って来なさい」

「はい」

「ビラ配り終わったら今日はもう退勤しなさい。以上」

「わかりました」