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LEMON DEPENDENCE
第2章 後輩が出来ました。
何をしても長続きしない。

ガキの頃からずっとそうだ。


その内やりたいことすら分からなくなって…

親が強いたレールの上をただ歩くだけのつまんねー人生に飽々して…


認めたくねーけど俺はまだまだガキだ。

拭えきれない孤独感の中で抗い続けても、グレることくらいしか俺には出来なかった。


けどグレたところで、俺の世界は大して変わらなかった。

…強いて変化を挙げれば、一族の鼻つまみ物の俺を親父が拒絶し遠ざけるようになった事だろう。


―――――


いくら悪い奴らとつるんでも…

いくら女と遊び呆けても…


俺は結局、用意されたレールの上を歩き続けた。


何をしても続かない…

自分の力で何一つやり遂げられない…


安定した生活の中で、劣等感は膨れ上がるばかりだった。

俺は否定したかった。

俺にだって、何かをやり遂げる事が出来るって…

今まで俺の事をバカにしてきた奴らを…親父を見返してやりたい!


でも、だからと言って…



「スーパーのバイト?」

「ええ。大学時代の先輩が店長をしてるから直ぐに雇ってくれたわ。明日から出勤なさいね」

「ちょ!待てよお袋。勝手な事してんじゃねー!」



突然の電話。

お袋が勝手に俺のバイト先を決めて、俺を働かせるように仕向けた。



「くれぐれも失礼のないようにね。店長によろしく」

「おい、こら!……くっそ、切りやがった…」



何なんだよ…

また勝手に俺の人生にレール敷いて…


―――――


翌朝、俺は人生初のバイトに向かった。

もちろんやる気など微塵もない。

当然遅刻決定コース。


ぶっちゃけちまちま働くなんざぁ、俺の性には合わねえ。

これまで通りカツアゲとか、カツアゲとか、カツアゲとかの方が俺らしいし、得意だ。
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