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LEMON DEPENDENCE
第2章 後輩が出来ました。
「う…いってぇ」



腰パンしてるせいで、ズボンの裾を自分で踏んづけ転倒…

しかも近くにあった掃除用具入れにぶつかって、中身ぶちまける…


ダセエ…

ああ…マジ帰りてぇ。



「ケガないですか」



そんな心配そうな顔すんなって…

余計みじめになんだろーが…



「っ、ねーよ…」



ついついいつもの調子で、乱暴な言葉が口をついてでた。

俺を気にかけた小柄な女は一瞬思考停止になったような顔をしたが、すぐに元の表情に戻る。


女は見た感じ俺より少し年上のようだった。

病的な色の白さが目立ち、たれ目がちな一重の下にはうっすらと隈が出来ていた。


睡眠不足か?


店長が従業員を持ち場に駆り立てた。

どうやら開店時間が来たらしい。


ちり散りに去る従業員達…

でも、この女はどこにも行かなかった。

それどころか、俺がぶちまけた掃除道具を片し始める。



「…ここは俺がやる。あんたは自分の仕事しろよ」



なんであんたが片付けてんだよ…

関係ねーじゃん?



「いえ、私はあなたの新人教育を任されているので」



ふーん…店長命令って奴か。

哀れだなこいつ。



「は?あんた名前は?」

「紺野檸檬です」



紺色の…檸檬?



「ふーん檸檬ね。へんな名前」

「………」



またやってしまった…。

どうして俺の口は、災いを呼ぶようなことしか言えないんだ!?


女…檸檬の笑顔が強張ってる。

まあ、そりゃ怒るよなぁ。
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