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LEMON DEPENDENCE
第3章 仲良くなりました。
「ふぅ…矢野くんが協力してくれたから、早く終わりました」
「…べ、別に大したことはしてねーし」
ビラを配り始めてから一時間半。
汗だくになりながらも、らくらくマート近隣の民家をまわりポストにビラを入れた。
特にマンションのポストは厄介だったけど、矢野くんが素早く動いてくれたので案外時間がかからなかった。
「じゃあ、今日はもうあがりましょう。お疲れ様でした」
「お、おう…」
「あ…やばっ」
「は?何して「黙っててください!」
「………」
私はおろおろする矢野くんの背後にさっと隠れた。
矢野くんが背が高いおかげで、少しばかり…本当に少しばかり背の低い私は矢野くんの背後にすっぽり身を隠せた。
うう…はよ、どっかいけ!!
私たちの方に向かって歩いてくるバカップル。
…中学の時の私の同級生だ。
わたしは何故か昔から、外で知り合いを見かけると条件反射のように身を隠してしまう癖がある。
ていうか、それ以前にあのバカップル…
特に女の方は本当に嫌いなので、極力関わりたくない!!
ふう…やっとどっか行ってくれた。
あれ?なんで矢野くん、ぎょっとした顔でこっち見下ろしてんの?
「…べ、別に大したことはしてねーし」
ビラを配り始めてから一時間半。
汗だくになりながらも、らくらくマート近隣の民家をまわりポストにビラを入れた。
特にマンションのポストは厄介だったけど、矢野くんが素早く動いてくれたので案外時間がかからなかった。
「じゃあ、今日はもうあがりましょう。お疲れ様でした」
「お、おう…」
「あ…やばっ」
「は?何して「黙っててください!」
「………」
私はおろおろする矢野くんの背後にさっと隠れた。
矢野くんが背が高いおかげで、少しばかり…本当に少しばかり背の低い私は矢野くんの背後にすっぽり身を隠せた。
うう…はよ、どっかいけ!!
私たちの方に向かって歩いてくるバカップル。
…中学の時の私の同級生だ。
わたしは何故か昔から、外で知り合いを見かけると条件反射のように身を隠してしまう癖がある。
ていうか、それ以前にあのバカップル…
特に女の方は本当に嫌いなので、極力関わりたくない!!
ふう…やっとどっか行ってくれた。
あれ?なんで矢野くん、ぎょっとした顔でこっち見下ろしてんの?