この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
LEMON DEPENDENCE
第4章 モテ期到来!?
「…変か?」
矢野くんは恥ずかしそうに俯くと、伏し目がちに視線を投げてきた。
やばい…
視覚的に、なんかグッとくるものがある。
「よ、よく似合ってる」
「本当に?」
やばい…鼻血でそう!!
玲助や流星くんじゃないけど、これは萌えだ。
「本当です」
「…そ、そっか」
矢野くんは僅かにほほ笑むとバックの奥に消えた。
ぼーっと突っ立てる私に北村店長が突然肩を回してきた。
「あれは檸檬ちゃんに気があるね」
「…はい?」
何言ってんだ、北村店長?
そんなわけないじゃん。
私は経験上きちんと理解してる。
あのての子は私のような地味子を好きになったりなどしない。
多分よくて姉みたいな人止まり。
ほら、よくいるじゃん?
仲良くなっていい感じになったら、
「好きな子がいる」
みたいな相談されて挫折する女…
本当は相談なんかされても迷惑なだけなのに…
親身になって相談に乗っちゃう…
―――それが私。
矢野くんは恥ずかしそうに俯くと、伏し目がちに視線を投げてきた。
やばい…
視覚的に、なんかグッとくるものがある。
「よ、よく似合ってる」
「本当に?」
やばい…鼻血でそう!!
玲助や流星くんじゃないけど、これは萌えだ。
「本当です」
「…そ、そっか」
矢野くんは僅かにほほ笑むとバックの奥に消えた。
ぼーっと突っ立てる私に北村店長が突然肩を回してきた。
「あれは檸檬ちゃんに気があるね」
「…はい?」
何言ってんだ、北村店長?
そんなわけないじゃん。
私は経験上きちんと理解してる。
あのての子は私のような地味子を好きになったりなどしない。
多分よくて姉みたいな人止まり。
ほら、よくいるじゃん?
仲良くなっていい感じになったら、
「好きな子がいる」
みたいな相談されて挫折する女…
本当は相談なんかされても迷惑なだけなのに…
親身になって相談に乗っちゃう…
―――それが私。