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LEMON DEPENDENCE
第4章 モテ期到来!?
「檸檬ちゃんと矢野くんってけっこうお似合いだと思うよ」

「あはは。北村店長冗談はやめてくださいよ」



―――私と矢野くんが釣り合うわけないじゃないですか。



「もう本当に月とすっぽんですし」



なんか自分で言ってて虚しくなってきた。

私は適当に愛想を振りまいてバックに入った。



「わあ、電気綺麗になってますね!矢野くん凄いです」

「………」



あれ…シカト?

心なしか矢野くん、傷ついた顔してる?



「矢野くんどうしました?」

「…よくわかった」

「は?」



なにが?

…矢野くん、怒ってる?



「どうせ俺なんかと檸檬は釣り合わねーよ」



ああ…北村店長との話聞いてたんだ。

矢野くん勘違いしてるな。



「矢野くん勘違いされてます」

「は?」

「私は月とすっぽんって言いましたが、すっぽんは私の事です」

「……え?」

「勘違いは解けましたか?」

「…あ、その…」



矢野くんは何か言いたそうにしてたけど、

私は、話の続きは聞かなかった。


―――――


時刻は10:30

勿論午前ね。


今朝は特に忙しくて、

店の正面入り口の掃除に…

通路のモップ掛け…

新人紹介に…


あ、そうそう。

けっこう強引にだけど、狭間さんと矢野くんを仲直りさせたり。


で、今は矢野くんと一緒に昨日するはずだった品出し中。

私の担当部門は雑貨と書籍。

腐るものではなくてよかった、よかった。
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