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LEMON DEPENDENCE
第5章 故郷からの使者
「いらっしゃいませ。二名様でしょうか?」

「そ。禁煙席頼む」

「畏まりました」



私たちがやって来たのは昨日と同じファミレスだった。

そして昨日と同じおばちゃんウエイトレス。


―――なのだが、おばちゃんの鼻の下に血痕をぬぐったような跡が…


今日は暑かったし、のぼせて鼻血でも出したのかな?


おばちゃんウエイトレスに導かれて私と矢野くんは、昨日玲助たちが座るはずだった席に通された。

そして、昨日私たちが座っていた席を見て絶句…

何でいるの!?



「…玲助」

「よ、檸檬。奇遇だな…あの後大丈夫だったか?」

「え?あ…」



はい。昨日の記憶が鮮明によみがえってきました…

私は自分の顔が赤くなっていくのを感じそっぽ向いた。


しまった…

何はともあれ、このキモオタ玲助にはお礼を言うつもりだったのに。


なんかめちゃくちゃ言い辛い!!
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