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LEMON DEPENDENCE
第5章 故郷からの使者
ずっと、ずっと好きな子がいる…
小柄で、病的に白くて、毒ばっかり吐いてくる女の子。
幼稚園に入る前の事だ…
俺の母さんと、女の子の母さんは友達同士で、
―――桜舞う春のある日、俺たちは出会った。
檸檬…それが女の子の名前。
俺たちが仲良くなるのに、時間はかからなかった。
俺にとって檸檬は初めて出来た友達だった。
多分、檸檬にとっても…
でも俺はすぐに檸檬の友達であることをやめた。
幼い俺は、拙い恋心を抱き…
檸檬の事ばかり考えるようになった。
檸檬も俺の事を好いていてくれた。
俺たちは相思相愛だった。
よく母さんたちに隠れては、檸檬の柔らかい頬にキスをしていた。
小柄で、病的に白くて、毒ばっかり吐いてくる女の子。
幼稚園に入る前の事だ…
俺の母さんと、女の子の母さんは友達同士で、
―――桜舞う春のある日、俺たちは出会った。
檸檬…それが女の子の名前。
俺たちが仲良くなるのに、時間はかからなかった。
俺にとって檸檬は初めて出来た友達だった。
多分、檸檬にとっても…
でも俺はすぐに檸檬の友達であることをやめた。
幼い俺は、拙い恋心を抱き…
檸檬の事ばかり考えるようになった。
檸檬も俺の事を好いていてくれた。
俺たちは相思相愛だった。
よく母さんたちに隠れては、檸檬の柔らかい頬にキスをしていた。