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LEMON DEPENDENCE
第7章 赤飯は炊かなくていいです。
「や、矢野くん…パジャマありがとうございます」

「お、おお…」



恥ずかしい…

恥ずかしすぎて、倒れそう…


泊めてもらうことにしたものの、着替えを持ってきてない私は矢野くんからパジャマを借りた。

といっても、私と矢野くんでは身長差が30センチくらいあるので…


借りたパジャマは太ももの半ばまで丈が届き、上だけで十分だった。

下着の下は何故か矢野くんの家に、女物の新品が数着あったので頂いた。


何故そんなものがあるかは、この際聞かないことにする。



「…あ、えっと…今日着てた服は洗濯しといた。乾燥まで出来るようにしたから、明日には渇くと思う」

「お手数…かけます」



なんだか変…

借りて使ったから、当たり前の事なんだろうけど…


矢野くんと私、同じようなにおいがする。

シャンプーとか…

石鹸とか…

柔軟剤のにおいとか…


って、何私変態みたいなこと考えてんの!?
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