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BlueSpinel~快楽に噎(むせ)ぶ処女姉妹~
第2章 交渉・晶の場合
匠海がバスルームを使っている間に
晶は、洗顔や歯磨きを済ませていた。

帰り際に、匠海は財布を取り出し
晶に約束どおりの紙幣を渡した。

「どーも、ね♪」

やはりこの男、最高のカモだ。
晶が気分良く相手をできる、良い男だ。

「また、カフェに来るでしょ?」

「……たぶん、行ってしまうと思います」

「アキラ目当て、だよね?」

「当然です」

それを聞いて、晶はひとまず満足した。

(残りは、今後じっっくり、聞きましょうかね)

そんな気分だった。


わざわざ念を押さなくても、今日だって
匠海が、晶を目当てにトークカフェを訪れたのは
間違いない。

先程、プレイ中に白状させたのは

”以前から晶を知っていた”
という、ただそれだけの言葉だ。
詳しい事情は、まだ全く追究していない。

だが、それでも構わないと思った。
この男は晶の魅力に夢中になっただろう。
今後もじっくり貢がせながら、知っていけばいい。
その方が好都合だ。


その日、匠海と別れた晶は
機嫌良く、まっすぐ帰宅した。

匠海から貰った”副収入”のほうが
カフェのバイト代より、断然お得だったからだ。

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