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秘密にしろよ
第9章 新しい生活
そしてその後は、軽く晩御飯を食べて(恭介は軽くなかったが)帰る事になった。
帰りの車の中でも、当たり前の様に手を握っていた。
…帰りたくない。
そのまま俺の家に、送ってくれる事になっていた。
「…恭介…まだ…帰りたくないよ。一緒に居たい。」
と運転している恭介に話し掛ける。
「…麟太郎…俺だって本当は、このまま連れて帰りたい。デートの終わりって…こんな気持ちになるんだな?楽しかっただけ…別れが切ない。初めての感情だ。」
と恭介はフッと微笑んだ。
俺はこれ以上何か口にしたら、もっとワガママを言って恭介を困らせてしまいそうなので、固く口を閉ざした。
あっという間に俺の家に着いてしまった。
家の前でエンジンを止める。
「…また…明日な。それと…一緒に住める日を…楽しみにしている。いつでも待ってるから…準備が出来たら教えてくれ。今日は…ありがとう。」
と恭介は悩殺スマイルをくれた。
俺は自分の荷物を持つと、
「…俺こそ…ありがと。スッゲー楽しかったよ。なるべく早く準備するから…。」
と言って車を降りた。
車のエンジンがかかる。
胸が軋む。
切ない。
恭介が軽く手を上げると、車はゆっくりと走り出した。
…恋って…楽しかったり苦しかったり…
忙しいんだな。
俺は恭介の車が完全に見えなくなってから、家の中へと入っていった。
…明日…早く恭介に逢いたい。
恭介に…触れたいよ。
マンションに入って、自室へと向かった。
ベッドに腰をかけると、俺はプリクラを手にしていた。
…これ…手帳の内側にでも貼っとこうかな?
いつでも見れるし…誰にもバレないだろうし。
と俺はキスのプリクラ写真を眺めていた。
そして…あの豪邸での新しい生活を心で描いて、凄く幸せな気持ちになって眠りについた。
帰りの車の中でも、当たり前の様に手を握っていた。
…帰りたくない。
そのまま俺の家に、送ってくれる事になっていた。
「…恭介…まだ…帰りたくないよ。一緒に居たい。」
と運転している恭介に話し掛ける。
「…麟太郎…俺だって本当は、このまま連れて帰りたい。デートの終わりって…こんな気持ちになるんだな?楽しかっただけ…別れが切ない。初めての感情だ。」
と恭介はフッと微笑んだ。
俺はこれ以上何か口にしたら、もっとワガママを言って恭介を困らせてしまいそうなので、固く口を閉ざした。
あっという間に俺の家に着いてしまった。
家の前でエンジンを止める。
「…また…明日な。それと…一緒に住める日を…楽しみにしている。いつでも待ってるから…準備が出来たら教えてくれ。今日は…ありがとう。」
と恭介は悩殺スマイルをくれた。
俺は自分の荷物を持つと、
「…俺こそ…ありがと。スッゲー楽しかったよ。なるべく早く準備するから…。」
と言って車を降りた。
車のエンジンがかかる。
胸が軋む。
切ない。
恭介が軽く手を上げると、車はゆっくりと走り出した。
…恋って…楽しかったり苦しかったり…
忙しいんだな。
俺は恭介の車が完全に見えなくなってから、家の中へと入っていった。
…明日…早く恭介に逢いたい。
恭介に…触れたいよ。
マンションに入って、自室へと向かった。
ベッドに腰をかけると、俺はプリクラを手にしていた。
…これ…手帳の内側にでも貼っとこうかな?
いつでも見れるし…誰にもバレないだろうし。
と俺はキスのプリクラ写真を眺めていた。
そして…あの豪邸での新しい生活を心で描いて、凄く幸せな気持ちになって眠りについた。