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秘密にしろよ
第12章 女って…
次の日出勤すると、会社の入り口辺りで江奈に会った。
「…おはよう…一緒に行こう。」
俺は江奈に声をかけて、社長室まで一緒に行く事にした。
秘書は普通の社員よりも、少し時間が早い。
社長…恭介が来るまでに、片付けなくちゃならない仕事があるからだ。
二人でエレベーターに乗り込んで、閉まるボタンを押そうとした時、誰かが早足で乗り込んで来た。
「…すいませんっ…乗りま……麟太郎さん…おはようございます。」
城谷 翼だった。
正直ドキッとした。
あの日以来チラッと見かける位なもんで、こんなに接近したのは久しぶりだったから。
「…おはよう…早いね。」
と返事を返す。
すると城谷は一瞬江奈を見て、
「…麟太郎さんに会えるかなと思って……なんてね。」
と悪戯に笑った。
…おい…江奈は知らないんだぞ。
お前と俺の関係…流石に言えない。
「…朝からきついジョーダンやめろよ。」
と俺は江奈の横顔を確認しながら笑った。
エレベーターが着いて扉が開くと、俺は開くのボタンを押して城谷と江奈を促す。
早くこの状況から逃げたかった。
俺もエレベーターを降りて、江奈の後ろから歩き出すと、城谷が捨てゼリフを言い放ち早足に消えて行った。
「…早くまた…抱きたい。麟太郎さん…愛してますよ。」
俺は青ざめていた。
けど江奈は、何も言わずに無言で社長室へと向かっていた。
…おい…無言が一番恐いんだけど。
俺もオズオズと後ろから着いて行った。
「…おはよう…一緒に行こう。」
俺は江奈に声をかけて、社長室まで一緒に行く事にした。
秘書は普通の社員よりも、少し時間が早い。
社長…恭介が来るまでに、片付けなくちゃならない仕事があるからだ。
二人でエレベーターに乗り込んで、閉まるボタンを押そうとした時、誰かが早足で乗り込んで来た。
「…すいませんっ…乗りま……麟太郎さん…おはようございます。」
城谷 翼だった。
正直ドキッとした。
あの日以来チラッと見かける位なもんで、こんなに接近したのは久しぶりだったから。
「…おはよう…早いね。」
と返事を返す。
すると城谷は一瞬江奈を見て、
「…麟太郎さんに会えるかなと思って……なんてね。」
と悪戯に笑った。
…おい…江奈は知らないんだぞ。
お前と俺の関係…流石に言えない。
「…朝からきついジョーダンやめろよ。」
と俺は江奈の横顔を確認しながら笑った。
エレベーターが着いて扉が開くと、俺は開くのボタンを押して城谷と江奈を促す。
早くこの状況から逃げたかった。
俺もエレベーターを降りて、江奈の後ろから歩き出すと、城谷が捨てゼリフを言い放ち早足に消えて行った。
「…早くまた…抱きたい。麟太郎さん…愛してますよ。」
俺は青ざめていた。
けど江奈は、何も言わずに無言で社長室へと向かっていた。
…おい…無言が一番恐いんだけど。
俺もオズオズと後ろから着いて行った。