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秘密にしろよ
第11章 イケない身体
「…城谷…ひとつ聞いても…いい?」

俺はボーッとしながらも、思っていた事を口にする。

「…はい。何ですか?」

城谷は余裕に、俺の顔に指を這わせながら応える。

「…恭介は…初めからこのつもりで…俺を誘ったの?城谷の…願いを叶える為に?」

そう言いながら、俺は城谷を見つめた。

すると城谷は軽く微笑むと、

「…いいえ…俺は…麟太郎さんがエレベーターに乗るのが見えて…何階で降りたのか確かめました。この階にこの部屋がある事は知っていたから…きっとここへ向かったんだと。」

そう言って一息つくと、更に言葉を綴った。

「俺は…7階まで上がって、そこの角の所で立っていました。麟太郎さんの相手を…知りたかったから。でも…もう先に相手が入っていたら…と思って…後5分待っても誰も来なければ、帰ろうと思って…そしたら…社長が現れたんです。俺は思わず社長の腕を掴んで…そして…頼み込みました。駄目だと言われましたが…必死でお願いして…。」

と城谷は俺の唇に指を這わせた。

「…今は…少し後悔してます。」

と城谷はそっと唇を重ねてきた。

「…後悔?…してるんだ?」

思ってもなかった事を言われて、俺はちょっと動揺した。

すると城谷は触れるだけのキスをして、

「…余計…好きになってしまいました。…もう…離れたくない…可笑しくなりそう…」

と哀しげに微笑んだ。

綺麗で儚げなその微笑みは、俺の心に突き刺さった。

けれど俺は…

「…俺は…恭介を愛してる。」

と城谷を真っ直ぐに見つめる。

すると城谷は、

「…社長も言っていました。麟太郎を愛してると。…2番目でもいいから…また…抱かせて下さい。」

と俺の髪をかきあげた。


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