この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密にしろよ
第11章 イケない身体
「多分…強く押されたら…断れないよ。」

と城谷に微笑むと、

「…きっと…麟太郎さんは…俺を欲しくなる…」

と悪戯に微笑み返された。

…何だよ…えらく自信あり気じゃん…

けど…今の俺には、返す言葉は見付からなかった。

シャワーを軽く浴びて、俺達はスウィートルームを後にした。

一緒にエレベーターに乗る。

扉が閉まると直ぐに、城谷は壁に片手を着いて触れるだけのキスをしてきた。

…これが噂の…壁ドンか…

ちょっといいかも…

城谷は俺と背格好は似ている。

どう見ても…受け…だと思うんだけどな。

「…麟太郎さん…可愛い。」

と城谷はクスッと笑った。

俺は何故か、顔が熱くなった。

エレベーターを降りると、城谷は自分の部所に戻って行く。

俺は社長室の前で躊躇っていた。

怒るのは…俺の方なんだろうけど…

何でこんなに罪悪感があるんだろう。

それは…嫌じゃ無かったから?

城谷に抱かれて…気持ちいいって思ったからかな?

俺は大きく息をつくと、思いきって扉をノックする。

「…森重です。」

と声をかけながら中へと入っていく。

入って直ぐに恭介が俺を抱き締めた。

「…麟太郎…ごめん。俺は…」

恭介は、今まで見た事もない位に動揺していた。

少し震える声で言葉を重ねる。

「…決してお前を売ったんじゃない。何度も乗り込んで行こうかと思った。…城谷の気持ち…聞いたか?」

俺は恭介の腕の中で、小さく頷く。

それを確認すると、恭介はまた言葉を綴った。

「…お前の気持ちを聞きたい。どう思った?そして…今は…どう思ってる?」

俺の頭の中は…正直グチャグチャだった。
/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ