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秘密にしろよ
第12章 女って…
晩御飯を江奈にご馳走になって、俺のマンションの前まで送って貰っていた。

「今日は…ありがと。楽しかったよ。また…」

と言いかけると、江奈が俺の服の裾を引っ張る。

江奈は恥ずかしそうに俯いていた。

……江奈。

「…車…来客用に停めろよ。」

俺がそう言うと、江奈は無言で車を動かした。

来客用の駐車場に停めると、

「…ごめんな。俺から…誘えば良かったよな。恥ずかしがんなよ…逢いたい時は言えって言っただろ?」

と俺は江奈の頭をクシャッとした。

「…ごめんなさい…まだ…一緒に居たくて…まだ…帰りたくなくて…」

江奈は顔を赤く染めて、瞳を揺らしていた。

「…だからっ…。とにかく降りよ。部屋…散らかってるけど…」

と二人で俺の部屋に向かった。

部屋に着くと、

「…ほんと…散らかってますね?」

と江奈は笑いながら、その辺の物を拾いながら歩いていた。

「…だろ?」

と俺はソファーに腰をかけた。

「…江奈…片付けは…いいから。こっちおいでよ。」

と俺は腕を広げて江奈を見つめた。

江奈は拾った物をテーブルに置くと、顔を真っ赤に染めて俺の腕の中に顔をうづめた。

俺は江奈をギューっと抱き締めると、

「…俺…江奈を抱きたいけど…イケる自信が無くて…恐いんだ。」

と正直な気持ちを伝えた。

すると江奈は俺を見上げながら、

「…どんな麟太郎さんを見せられても、ワタクシは…嬉しいです。大丈夫です………ワタクシを…抱いて下さい。」

と言うと、もう一度顔をうづめた。

本当は、もっと心配な事があった。

…俺…起つかなぁ…

それは流石に…言えなかった。
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