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秘密にしろよ
第6章 崩れ行く理性
俺は変な気合いを入れて、会社へと向かっていた。
どうすれば…伝わるだろう。
社長と普段はあまり会えない。
俺は自分のデスクに座ると、ボーッと考えていた。
「…どうしたの?何か…悩んでんの?」
と後から耳元で声がした。
俺はビクッとして振り向いた。
…速川先輩…近いっす。顔。
俺はちょっと後ろに身体を反らせながら、
「いっ…いえ。…別に…。」
と頬を熱くさせた。
あまりにも不純な事を考えている最中だったので、かなり動揺してしまった。
「そお?…まっ…何かあったら…いつでも相談に乗るよ?」
と速川先輩は微笑んだ。
「…あっ…はい。…ありがとうございます。」
…言えるかよ。
社長にぶちこもうとしてるなんて…言えません。
「じゃぁね…俺は今から社長に呼ばれてるから。行くね。」
とスーツを翻して爽やかに去って行った。
…社長に呼ばれてる?
あまりにもタイムリーの為に、俺は変な想像をしてしまった。
…まさか…ね。
しかし気になったので、俺は社長室に確認をしに行った。
…嫌…ちょっと呼ばれてるだけだって。
話をして直ぐに出て来るんだって。
社長室の前に着くと、俺は固まっていた。
『会議中』
の札がドアの取っ手に掛けられていた。
……嫌…だから…何か重要な話があって…それで…。
きっと…仕事の話なんだよ。
俺はそう自分に言い聞かせていた。
そっと社長室の前を去ろうとした時、ほんの少しだけ…聞き耳を立ててないと分からない程の、喘ぐ声が聞こえた。
『…ぁ…ぁぁ…ぅっ…ぁ…』
……速川先輩?
…嘘だろ?何で…速川先輩?
どうすれば…伝わるだろう。
社長と普段はあまり会えない。
俺は自分のデスクに座ると、ボーッと考えていた。
「…どうしたの?何か…悩んでんの?」
と後から耳元で声がした。
俺はビクッとして振り向いた。
…速川先輩…近いっす。顔。
俺はちょっと後ろに身体を反らせながら、
「いっ…いえ。…別に…。」
と頬を熱くさせた。
あまりにも不純な事を考えている最中だったので、かなり動揺してしまった。
「そお?…まっ…何かあったら…いつでも相談に乗るよ?」
と速川先輩は微笑んだ。
「…あっ…はい。…ありがとうございます。」
…言えるかよ。
社長にぶちこもうとしてるなんて…言えません。
「じゃぁね…俺は今から社長に呼ばれてるから。行くね。」
とスーツを翻して爽やかに去って行った。
…社長に呼ばれてる?
あまりにもタイムリーの為に、俺は変な想像をしてしまった。
…まさか…ね。
しかし気になったので、俺は社長室に確認をしに行った。
…嫌…ちょっと呼ばれてるだけだって。
話をして直ぐに出て来るんだって。
社長室の前に着くと、俺は固まっていた。
『会議中』
の札がドアの取っ手に掛けられていた。
……嫌…だから…何か重要な話があって…それで…。
きっと…仕事の話なんだよ。
俺はそう自分に言い聞かせていた。
そっと社長室の前を去ろうとした時、ほんの少しだけ…聞き耳を立ててないと分からない程の、喘ぐ声が聞こえた。
『…ぁ…ぁぁ…ぅっ…ぁ…』
……速川先輩?
…嘘だろ?何で…速川先輩?