パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 嫉妬

「あぁっ…恭介っ…もう…ダメ…あぁっ…意識が…はぁっ…飛んじゃうっ…はぁっ…あぁっ…」

俺はもう既に意識朦朧としていた。

…嫌だ…覚えていたい…恭介との時間…全て…。

俺は強く頭を振る。

ダメだ…意識…飛ぶなっ…

そして強くソファーを握って、必死で堪えていた。

「…麟太郎…あぁっ…んっ…俺にしがみつけ。はぁっ…」

俺は力を振り絞って、恭介にしがみついた。

「そうだ…いい子だ…あぁっ…あぁっ…麟太郎っ…あぁっ…」

と恭介は俺の頭をギューっとしながら、更に激しく腰を動かした。

「はぁっん…んあぁっ…恭…介…くっ…」

俺の意識が飛びそうになった時、恭介は俺の唇に吸い付いて、

「…麟太郎…」

と優しく呼んだ。

俺の頭の中にその言葉が優しく響く。

『麟太郎…』

『…俺の…麟太郎…』

『…誰にも…渡さない…』

…恭介?

『…ずっと…側に居てくれ…』

…恭介…

恭介の声が遠くで聞こえる。

辺りは真っ暗で…微かに身体の痺れを感じる。

心地いい痺れ。

このまま…ずっと…繋がって居たい…

「……麟太郎っ!はぁっん…」

恭介の大きく呼ぶ声に、俺の視界が一気に晴れた。

その途端全身に快感が蘇る。

「くはぁっ…あぁっ…恭介?…んっ…」

俺は熱を帯びた瞳で、恭介を見上げた。

「…麟太郎…大丈夫か？…あぁっ…もう…出そうだ…あぁっ…麟太郎っ…あぁっ…イクっ…あぁっ…あぁっ…くっ…」

恭介のソレが一瞬更に硬くなって、俺の中に熱い液が溢れ出した。

「んあぁっ…あぁっ…恭介っ…んっ…」

俺は思わず腰が動く。

ヌルッと恭介のソレが俺の中から出された。

俺達は無言で激しく唇を求め合った。

今は…言葉なんて…必要なかった。