この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密にしろよ
第7章 嫉妬
俺は恭介の首にしがみつきながら、そっと耳元で囁いた。

「…聞こえてたよ。ちゃんと…恭介の声。」

すると恭介は俺の頭を撫で上げて、

「…こんな気持ち…初めてだ。男をこんなに…好きになるなんて…思ってもいなかった。…しかし…お前の未来を奪う事は出来ない。…俺達は…いつか…」

と苦しそうに言葉を吐いた恭介に、俺は塞ぐようにキスをした。

「…その先は…言わないで…。きっと…何か方法があるよ…ずっと一緒に居れる方法が。…だから…今はそんな事考えないでよ…俺だって…男を愛するなんて…思ってもいなかったよ。」

と俺は恭介に微笑んだ。

そして恭介の耳元で…

「…責任取ってよ…もう…恭介無しじゃ…居られないんだ。」

と囁いた。

すると恭介はクスッと笑って、

「…俺もだ。お前無しじゃ…居られない。一緒に探そう…ずっと側に居れる方法を。麟太郎…ありがとな。」

と俺の頭を優しくポンッとした。

けど多分お互い分かっていた。

いつかは離れなければならない事を。

俺達は男同士。

それに…俺は長男だから…いつかは結婚をしなければならない。

ずっと一緒に…なんて…本当は無理なんだって事を…

分かっていたんだ。

だけど今は…そんな悲しい結末を…考えたくもなかった。

「…恭介?1つ聞いてもいい?」

と俺は服を着ながら言った。

「…ん?どうした?」

恭介も服を整えながら俺を見る。

「…あのさ…恭介は…牧瀬さんの事…好きなんだよね?」

と俺は少し躊躇しながら聞いた。

すると恭介は急に真顔になった。

…恭介?

俺は少し後悔をした。

そして恭介にこんな顔をさせた、牧瀬さんに対して…強く嫉妬を感じていた。

/162ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ