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処女オークション☆
第3章 出品番号2.偏差値77優等生美女!
後日、静香は48時間の屈辱に耐えきり、父に3200万円を渡した。

父の会社は、持ち直すことができた。


そして、


「静香…苦労をかけたな」

「うぅん。お父さん少しお金余った?」

「ああ、500万ほど余ったから、静香が許してくれるならこのお金でお母さんに謝りに行こうと思うんだが…」

静香は父の気持ちがわかる。
会社と家族が復活して、自分が水浦一高を卒業すれば、父にとっては感無量のはずだ。




「…殺し屋を雇いたいの…ターゲットは県議会議員の野塩という男」

「なっ!?」

父は腕を組んで、俯いて悩んだ。

娘にお願い事をされたことは今まで一度も無い。

頑張って勉強をし、15歳の思春期の乙女には耐え難い屈辱の世界に飛び込んで全てを救ってくれた。

「わかった…お父さんが最高の…その道ではカオスと呼ばれている男を雇ってやる」

「ありがとうお父さん…お母さんのことはきっと若い彼氏に捨てられて無様な醜態を晒して戻ってくる…その時は……気持ちよく迎えてあげよッ家族なんだからっ!」

そう言って親子は抱き合った。










その夜、知人の紹介で静香の自宅に殺し屋の男がやってきた。
黒いコートをマントのように着込んだ長身痩せ型の男だ。

背中に背負った大剣が男の恐ろしさを語った。

静香は、男に野塩を懲らしめた上で殺してほしいと話した。
そして、恨む理由も全て話す。

「…そうだな身体にそんな汚ねぇもんを注がれたんだったら―――」

殺し屋は殺し方を説明した。
足を肉食魚に食わせた後に手を壊死するまで焼く。
身体が乾いたところで排泄物の漂う汚水だけしかない場所に放置する。
ヤツが「死にたい」と言ったところで口の中から溶けた鉄を流し込んでショック死させるというやり方だった。

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