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第2章 出品番号１.暴走族女総長！

登場したのは、金髪ショートカットの少女だ。

「おぅ！ あたしを抱きたい野郎は誰だよっ！」

彼女は登場すると威嚇するように、木刀を客の方へ向けた。

ステージ上の大型ビジョンには彼女の経歴やスリーサイズが映る。
そして客にも商品紹介のパンフレットが渡されてあり、彼女のプロフが容易に確認できるようになっている。


「エントリーナンバー１番！
蘭子の処女膜を渾身の力でブチ破って精子をブチ撒きたい漢気ある勇者は誰だぁぁぁぁ！！！」

煽るようにカボチャがアピールする。
彼女の値段の半分が組織の利益である。

「貴公らには鼻紙にもならねぇ１００万からのスタートぉぉぉ！」

再び、カボチャが怒号を上げる。


おおおおぉぉぉぉ！！！――

客のボルテージは一気に上がる。


「２００！」
「３５０！」

「５００！」

「５６０！！」

客が競り合う。
１０万単位で値段を付けるルールだ。


「おーっ！
あたしはなぁ！
そんなゴミみてぇな金額で好き放題にされるような生き方なんかしてねぇ！
落札した野郎がどんなに激しく***突っ込んでこようがなぁ！
痛かねーんだよッ！
あたしを妊娠させる覚悟で子宮に思いっきり子種ブチ撒けたい野郎はぁ!?
子供は絶対に堕ろさねーぞぉ！！
子孫残してぇ男は名乗り出ろぉぉぉぉぉ！!!!!」


――バコーンッ！
蘭子は木刀をステージ床に叩きつけると、木刀を放り投げた。

そして、特攻服を脱ぎ捨てる。